• 富津廃棄物処分場

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水処理施設

 排水処理施設は、取水設備、分析室、薬注室、処理棟(反応・中和・凝集・沈殿槽)、遠心脱水機室、砂ろ過塔、活性炭吸着塔、水質監視槽等で構成されています。
 埋立地(東京湾)に廃棄物を埋立てますと余剰水が生じ、この余剰水を埋立地外に排出しなければなりません。このため余剰水の適正処理が必要となります。東京湾を汚さないためです。
 埋立地から取水した原水はまず、反応槽に導入し希硫酸によりPHを下げ、次亜塩素酸ソーダ(COD 15mg/㍑以下の時)、過酸化水素(COD 15mg/㍑を超える時)を投入し、COD値を下げる等の調整を行い、また塩化第2鉄を用いて、浮遊物質(SS)の付着、沈降作用を促進し、さらに中和槽で苛性ソーダによるPH調整を行い、再び塩化第2鉄を用いて、SSの付着、沈降作用を促進させます。
 さらに凝集槽で高分子凝集剤(ポリマー)を注入することによりSSの比重を高めて、次の凝集沈殿槽を経て遠心脱水施設により汚泥として取り出し処分します。
 処理水の水質が基準値以下ならば水質監視槽を通じ放流しますが、基準値を超えるときは、さらに砂ろ過器、活性炭吸着塔を通じて基準値以下とした上で水質監視槽を経て放流します。

処理棟概要

運転方式 中央監視方式
処理能力 1日あたり4,400立方メートル
処理工程 酸化-中和-凝集沈殿-砂ろ過-活性炭吸着-放流